空間づくりを通じて、人の笑顔と感動をつくる。
池上の造型師は、どんな世界もカタチにしてしまう魔法使い。
マンションの内装やリフォーム、戸建ての増改築などのお仕事をされていたご主人。2010年に池上に事務所を構えた時に、他の地場の工務店さんとの差別化を図りたいと考えられたそうです。そこで出会ったのが、モルタル造形だったそうです。その後は、モルタル造形の出来る工務店ということで、お客様から指名を受けるようになったそうです。
モルタル造形とは、砂、セメント、水を混ぜてペースト状にしたものを塗り付けて、固まっていく中で、そこを削って色々な表情が出していきます。アート左官とも呼ばれています。スタイロフォームや硬質ウレタンフォームでベースを作り、その上に砂やセメントを重ね、エイジング塗装などを施していくと、テーマパークでお馴染みの中世の街を作ることができます。
トミ企画では、車の展示ブース、ガーデニングショー、店舗内装、テーマパークなどのモルタル造形を手がけています。といっても今まで積み重ねてきた、工務店としてのお仕事も並行して行っていますので、一般住宅のリフォームでも、キッチンをカフェ風にしたり遊び心のあるものも作らせていただいています。
まだ世の中に「造形師」というのは市民権を得ていないかと思いますので、もっと注目される存在になれたらと思います。日本中の建築デザイナーさんから、ご相談いただきたいです。
最近、SDGsを意識した、陶器の循環モデルを考えています。長崎の波佐見焼という焼き物があるのですが、もともとは有田焼と呼ばれていた陶器で、最近は名前が分かれています。波佐見焼はリーズナブルで質の良い陶器で、この陶器の廃石膏で、お洒落な白い街をつくれないかと言った構想もあります。どんどん夢がふくらみます。