立正堂　小山薬局

懐かしい雰囲気のレトロな外観。「漢方」と大きく書かれた建物。 それが、立正堂小山薬局です。
「昔は漢方をメインに取り扱っていました。朝鮮人参など、昔はとても人気がありました。今は、処方箋の調剤も行っています。お客さまは昔も今も、地元の商店街の方が多いですね」
ご家族で経営されている小山薬局は、現在のご主人で3代目。現在の場所で薬局を初めてからは、およそ70年ほどだそうです。

「古くから池上に住んでいるお客さまも多いですが、中には地方から出てきた方もいらっしゃいます。地方から来た方は、店内に入って『懐かしい』と感じることも多いようです」
大きな板から作られた木製の看板。雰囲気のある紙袋に入った漢方。カウンターの奥に見える、「調剤室」の文字。店内で目に入ってくるものはどれもどこか懐かしく、味のあるものばかりです。その雰囲気につられてか、お客さまは60代～70代の、落ち着いた方が多いと言います。
「薬は体に入るものです。だから、とにかく事故・間違いのないように薬を渡すこと。それが一番大事だと思っています。場合によっては、命に係わることですからね」
薬のプロとして長年池上の皆さんの健康をサポートしてきたご主人。重みのある発言に、「この人になら安心して薬のことを相談できる」という気持ちが湧いてきます。

長く池上に住んでいる方はもちろん、新しく池上に住み始めた方も、体のことでお悩みの際は、ぜひ一度足を運んでみてください。